実行委員長挨拶
春日キスヨ (大学教員)  馬庭恭子(広島市議会議員・地域専門看護師)         

 「第24回高齢社会をよくする女性の介全国大会・広島」を9月10・11日に無事終了することが出来ました。ご参集くださった皆様には心より感謝申し上げます。

 今年は「被爆60年」ということで年度始めより様々な大会が目白押しのなかの大会開催で、入場者を果たして確保できるだろうかと当初危惧しました。

 しかし、大会両日で延べ4000人の来場者があり、予想以上の成功でした。従来からの「よくする会のメンバー」はたった15名しかいないという暗中模索のなかでのスタートでしたが、広島でこれまで培ってきた5・60代女性を中心としたつながりがこうした力の発揮につながり、日頃からの地道なネットワークづくりがいかに大切であるか痛感しました。

 大会のコンセプトは「女性・老い・平和」。子どもに頼れる時代は終わった。高齢者が在宅でギリギリ最期まで活き活きと暮せる条件は何か。自分力、経済力、情報収集力、地域力、医療・施設、そうした力と共に平和がなければ全てが吹っ飛んでしまう。情勢がだんだん怪しくなっている御時世だからこそ「平和」の重要性を訴えたいというものでした。

 そうした思いを前半の合唱、森瀧春子さんのご挨拶、市原悦子さんの朗読に込め、2日の分科会につないでいきました。大会後、多くの参加者から、「非常な刺激を受けた。今後もさらに勉強を続けたい」という声が寄せられています。これを機会に「高齢期の暮らし」を考える新しいつながりが広島に生まれればと思っています。

 最後になりましたが、皆様のますますのご健勝と、ご活躍をお祈り申し上げ、お礼に代えさせていただきます。