高齢社会をよくする女性の会

第24回全国大会広島

実行委員会ニュースレター


宮迫千鶴さんデザインの広島大会のシンボルマークです。
このニュースレターは、送付を希望された方、後援をお願いした団体などにお送りしています。
http://webs.to/WABASHiroshima/

NEWS 2005-03 //////////////////////////////////////////////////
1)広島のすてきな高齢女性
大会セレモニーで独唱をしてくださる松尾聡子(としこ)さん
ソプラノ歌手松尾聡子さんの石川啄木作詩「初恋」をはじめて聞いたのは、今から7年前、車椅子の母と一緒に行ったチャリティーコンサートでの事。
「砂山の砂にはらばい、初恋のいたみを遠く思いいずる日」

美しく丁寧な言葉の響き、そして透明感のある瑞々しいソプラノ。その時、初恋の秘めた、でも強い想いを語るその人の物語にじっくりと耳を傾けていた、そんな思いがしたものだった。後で楽譜を見て、思ったよりずっと短い曲だったのに驚いた。いつかあの「初恋」を歌えるようになりたい、その一心で私は無謀にも松尾先生の門をたたいた。先生よりも少し年下だが、50代後半の弟子入りである。

大柄でふくよかな松尾先生は、体形に似て楽天的で包容力があり、ほめ上手。発声練習を基礎からみっちりレッスンを受けるのだが、(貧血をおこしそうな時もあったが)気持ちが萎縮したことは一度もない。何よりすぐ傍らで先生がピアノを弾きながら声を出してくださると、その声の響きの中に私の声がさそわれて一人ではだせない声が生まれるのだ。

遅い出発の私に辛抱強く付き合ってくださるその忍耐力は、終戦直後大陸から焼け野原の広島へ引きあげてきた少女時代に培われたものだろうと私は密かに思っている。東京交響楽団を初め大阪フィル、広響等と共演、椿姫、蝶々夫人等オペラの主役として活躍してきた経歴をお持ちだが、その重さを感じさせない人柄で、日赤等訪院コンサートを身軽に続けていらっしゃる。

この8月古希を迎える先生は「古希につぶされそう!」といいながら、今年5月記念のジョイントコンサートを開き、17曲たっぷり歌われた。「スゴーイ。素晴らしい。」「可愛い感じがした」と来場した友人たちは言っていた。9月の大会にはオペラのアリアをあの「初恋」をお願いする予定。乞う!ご期待。(小堀恵美子)
        
チケットができました!!
チケットができました。
事務局や実行委員からお買い求めください。またデオデオ本店プレイガイド、アルパーク天満屋店チケットサロンでも販売しています。ぜひお友達にもすすめてください。

映画上映会
映画「夕映えの道」上映会は、盛況でした。
広島市(4月16日)・福山市(4月23日)・熊野町(5月14日) の3会場でそれぞれお天気にも恵まれ、予想を上回る参加者をえました。ご協力いただいた皆様どうもありがとうございました。

《参加者の方からの声を少しご紹介します。》

何年後かの自分を見ているようだった。

人とのかかわりを拒絶していたマドの表情がしだいにおだやかになっていく。そしてそのマドよりも、面倒をみた側であるイザベルが変わっていくのが興味深かった。効率よく仕事をこなす生活からマドを大切にするサイクルに一変する。じっと寄り添う、黙っていっしょに歩く、相手のペースのまま話を聞く。最初の不調和音がぶつかり合いながらも徐々にきれいなハーモニーになった。映画会についてたくさんの問合わせの電話を受けた。一人で過ごす時間が自分にもくることを女性たちは覚悟しているんだなとふとそう思った。

ボランティアの意味を問い直すいい作品でした。

わらびのこう(蕨野行) 上映のお知らせ         HP

■特別講演講師市原悦子さん主演の映画です。

今大会にあわせて9月3日〜16日まで広島市のシネツインで上映します。
(C)日本の原風景を映像で考える会(goo映画のHPより)

江戸時代、東北の山里にある小さな村には隠された掟があった。60の歳を迎えた老人はみな村を出て、半里ほど離れた蕨野に住むのだ。蕨野に移り住んだ老人たちは蕨衆と呼ばれ、農家の手伝いによってのみその日の糧を得ることが許されていた。それは庄屋の母・レンでも例外ではなかった。レンにとって気がかりなのは息子の若い嫁・ヌイだ。他の村から嫁いだヌイは、まるで実の母のようにレンを慕っていた。その年、村を凶作が襲った…。

「年老いた老人を山に捨てる」というと、今村昌平の名作『楢山節考』が思い出される。本作は死に向かっていく8人のジジババたちを描いているが、悲惨さはあまり感じさせない。それは「死」は本当の終わりではなく、また「無への道」でもないという、当時の日本人の死生観が盛り込まれているからだろう。また、主人公の姑のレンと嫁のヌイの、まるで手紙をやりとりしているような語りが、リアリズムよりもどこか寓話的なリズムを生み出していることもある(市原悦子の語りは「まんが日本昔ばなし」を彷佛する)。

「老いによる死」を前向きにとらえるポジティブさに欠けるこの世の中だからこそ、「自分もこうありたい」と感じさせるこの映画が必要なはずだ。「暗そうな話」という先入観は捨て、多くの人に見て欲しい。また、山形の自然の四季を、見事にとらえたカメラも特筆したい。
(goo映画のHPより)
勉強会
「高齢社会をよくする女性の会」理事長・樋口恵子講演会
本会理事長樋口恵子さんの講演会です。24年前、ご自身が50歳になる前に高齢期を見据えてこの会を立ち上げられた樋口さんに、これから、どう考え、どう行動し、快適な社会を作り上げていけばいいのか、お話しいただく予定です。


日時:2005年6月19日(日)  13:00〜15:00

場所:広島YMCA国際文化ホール

講師:樋口恵子さん(本会理事長・評論家) 


演題:ローバは1日にしてならず


参加者の皆様の不満、不安、要望などなど、高齢社会についてのご意見を紙の葉っぱにかいていただき、当日「はてなの木」を会場に作る予定にしております。ご意見をおよせいただいた方の中から先着50名さまに積水ハウス様から提供していただいたすてきな粗品をプレゼントします。

提出された疑問や不安に、樋口さんに答えていただくようお願いしております。

また9月の大会の資金調達のために、オークションとバザーを同時開催の予定です。ご家庭でご不要な品がございましたら、ぜひ事務局までご連絡ください。

分科会情報
人生の店じまい 〜フィナーレは私らしく
皆が避けて通ることのできない死。残される人たちの気持ちもくみながら、葬儀のあり方、墓、納骨、また財産の分与など人生最後のセレモニーを自分らしく演出したいと思う方がふえています。お仕着せではない自分の最期を具体的な例を交えて一緒に考えていきます。

《コーディネーター》
桑田真弓(福山市会議員)
《パネリスト》
井上治代(市民団体「エンディングセンター」代表)
久保下多美子(NPO「西日本生活支援センター・生前契約アシスタントアドバイザー)
坂本圭子(農業)
深江誠子(平安女学院大学教授・生涯学習センター長)

老いの自立は知恵しだい〜新しい学び、はたらき、つながりのススメ

 高齢者とはいえ、60歳以上の9割の方はとても元気です。まだまだ十分働けますが、10年前と比べると、体力も記憶力も落ちてきたな・・と感じていらっしゃる方が多いと思います。
 でもこれからの時代、高齢者が高齢者をささえていかなくてはいけません。ゆっくりだけれど、生きがいのある働き方を一緒にかんがえていきましょう。
 パネリストの横石さんは前回ご紹介した「はっぱ長者」の仕掛け人です。そのほか高齢者の就労調査や高齢者就業支援のシステム作り、高齢者の学びなどについて報告していただきます。

老いていても知恵はいっぱいです。今までの経験をいかして、、あるいは新しいチャレンジをして高齢期を意義の深いものにしていきませんか?

《コーディネーター》
松井純子(ラーニングネットひろしま代表))
《パネリスト》
天部テルミ(広島県の女性の地位向上と社会参画をすすめる会運営委員長)
袖井孝子(お茶の水女子大学客員教授)
平田富美子(IWAD健康福祉専門学校理事長・校長)
横石知二(株式会社「いろどり」取締役)

「高齢社会をよくする女性の会総会」に行ってきました。
6月4日東京での総会に行ってきました!!
6月4日に春日実行委員長ほか3名で総会に行き、9月の広島大会をアピールすると共に発言者の皆様にご挨拶してきました。

総会は、80代の方もいらして、とてもにぎやかで、元気にあふれていました。樋口理事長の軽妙なお話に会場には笑い声が満ち、高齢者パワー全開!という感じです。9月の広島もきっと元気な高齢女性が結集して、明るいエネルギーいっぱいの大会となると思います。

発行責任者:高齢社会をよくする女性の会第24回全国大会実行委員長 春日キスヨ・馬庭恭子
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